ゼロ戦 2012 3 4

書評 第5世代戦闘機 F35の凄さに迫る
著者 青木 謙知  ソフトバンククリエイティブ

 日本のF-X、つまり次期主力戦闘機に、
F35が決定したことで、ひとしきり話題になりました。
 この戦闘機は、ステルス性能を持ちながら、
マルチロールファイター(多用途戦闘機)であることに特徴があります。
 多用途戦闘機であるので、
空対空では、F22戦闘機には及ばないものの、
空対地、あるいは空対艦では、F22を上回る性能を持っています。
 この本を読んで思ったことは、
日本は、F35の開発段階から参加すべきだったと思います。
 この戦闘機は、国際共同開発機として知られますが、
当初は、順調に進んでいましたが、
現在は、「開発の遅れ」や
「1機当たりの価格の高騰」というニュースが多くなってきました。
 F35は、最後の有人戦闘機と言われ、
次の戦闘機は、無人戦闘機が主流になっていくでしょう。
 有人であると、まず最初に、
パイロットの安全や健康を優先に考えなければなりません。
そうなると、設計の自由度が、かなり少なくなってしまいます。
 その点、無人であれば、
設計の自由度が大幅に増えますし、
機体もコンパクトなものになるでしょう。
量産できれば、価格も安くすることができます。
 このように、発想を切り替えて、
日本は、「21世紀のゼロ戦」を目指すべきでしょう。
つまり、21世紀版ゼロ戦(ゼロファイター)を作るということです。

無人戦闘機 2010 2 21
 現代において、戦闘機の運動性能が飛躍的に向上した結果、
人体が、その運動性能に耐えられなくなってきたと思います。
 強力なG(加速度)がかかるため、
たとえパイロットが耐Gスーツを着用したとしても、
人体には悪影響が出るでしょう。
 それなら、戦闘機の開発において、
初めから無人機を考えた方が、設計の自由度が増えるでしょう。
 ロボットやコンピューターは、疲労感を感じることもなく、
ましてや恐怖感も感じないでしょう。
 そうなると、宙返り飛行も、逆宙返り飛行も、
地表に向かって垂直降下も、何でもありでしょう。
 そういうわけで、自由な発想で、設計ができると思います。
人間が乗らないとすると、超小型の戦闘機も、あり得るでしょう。
 もしかすると、無人戦闘機の発達で、
今の最新鋭戦闘機であるF22は、時代遅れのものとなるかもしれません。
そうなるのは、意外に早いかもしれません。

















































トップページへ戻る